東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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酒に記憶を無くし、手の震えを押さえ、納税する悲しさよ。

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雲去りて日差しを仰ぐ白木蓮

先ほど、確定申告をして来た。
毎年の事だが還付金など無く、納税である。トホホだネ、まったく。
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其れにしても、税務署から眺める代々木体育館は美しいナぁ。
渋谷税務署を出て、CCレモン・ホールの前に出ると、モクレンの花が見事に咲いていた。
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東京は梅の花から桜の開花までの間に真っ白なモクレンの花や辛夷(こぶし)の花が咲き誇るので春を一段と感じる事が出来る。モクレンもこぶしも空に向かって花を開かせるのが美しく、見ている僕らに天を仰げと元気をくれているようだ。

土曜日は泥酔した。朝、立石に行き「宇ち多”」へ直行。ホネも戴き、たっぷりと梅割りで酔った。

宇ち入り後、「栄寿司」が比較的空いていたので、「宇ち多”」のお馴染みさん達と寿司を数貫程食べてビールの小瓶を戴く。

スーさん、イシさん達は先にカラオケに行っていると云うので、揚げたてのハムカツとコロッケを買って差し入れた。それにしても真っ昼間のカラオケスナックも凄い雰囲気だネ。ウーロンハイに酔いしれて、久しぶりに熱唱をして仕舞ったのだ。♪みちのく〜っ、だゼ!

宴も酣(たけなわ)、程よく酔っぱらった処で、店を変えた。
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歩いてすぐの居酒屋「ゆう」でレモンハイ。
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此処からの記憶が飛んだのだよナぁ。

電車を乗り過ごして、中延まで行って仕舞った。
途中、何処かで爆睡して仕舞い、目覚めると目黒「権ノ助ハイボール」へ向かったが休みである。そうだ、2月から定休日を変えたのだったっけ。ボケた頭をシャッフルし、渋谷のんべい横丁「Non」で呑み直しして帰宅した。

「宇ち多”」のマドンナ、あいちゃんに何か貸してあげる様な事云ったのだけれど、まるで記憶無し。
そんな訳だから日曜は仕事の後、久しぶりに酒を抜いて休肝日を取る事にしたのだ。昨日の昼間、文字を書こうとボールペンを持ったら、震えて書けないのである。手が麻痺したようになってしまったので、怖くなって仕舞った。

一晩酒を抜いて、今朝試しに文字を書いてみたら、普通に書けた。
取り敢えずホッとしたが、昨日は一体全体どうしたのだろうか。

日本橋高島屋にて「千住博展 ハルカナル アオイヒカリ」を観た。
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此処数年精力的に流れる滝を描き続けている売れっ子日本画家の個展である。新しい試みとして今回は、手漉き和紙に蛍光塗料で壮大な滝が描かれている。
灯りを消した真っ暗な展覧会場はブラックライトによって滝が浮き上がって見えて、幽玄に、神秘的に青白く輝いていた。

じっくりとソファに腰を下ろして、流れ落ちる滝を見ていると、もう此の世界に引きずり込まれてしまう。其れ程、観る者を引きつける強いインパクトの在る作品群だ。だが、歩きながらグルリと会場を観てまわると、モノの2分か3分で出口まで辿り着いてしまう規模だった。

最近、赤坂にオープンした赤坂サカスの地下鉄出口上階段ロビーの壁画が千住博の作品だった。三井不動産は、他にもパークマンション六本木でもエントランスロビーに千住博の滝の陶板を象徴的に使用していた。可成りお気に入りの作家なのだろうネ。
by cafegent | 2008-03-17 17:36 | 飲み歩き