恵比寿のなんちゃって横丁も案外楽しく吞めるのだナ。
2008年 06月 18日
先月末に恵比寿東口のえびすストア向かいに位置する旧山下ショッピングセンター跡地に居酒屋が13件集結した「恵比寿横丁」が誕生した。
まだ、オープンして2週間とちょっとだが、連日大いに賑わいを見せている。関西風串かつの店や、魚介の炭焼きの店、おでん、お好み焼き、沖縄料理、焼き鳥、等々業種が重ならない店舗を集めているので、梯子酒に持って来いの横丁に仕上がっている。
ただ、何処で吞んで居ても知った顔に声を掛けられるのが、玉に傷か。
京風おでんの「でんらく」では和服姿が肝っ玉母さん風な店長が頑張っているので、ついつい足を止めて、一杯やってしまう。
えびすストアのワインバー「Whoopee」のお客さんたちも結構、こっちで吞んで居る姿を見かけるし、恵比寿東口界隈が活気を見せて来たナ。
二、三品をアテに数杯引っ掛けて、次の店に行く。そんな感じで気楽に酔える店が出来た事は、呑んベエには嬉しい限りでアル。
昨日は「ベコヒラ」の真向かいに在るお好み焼きの「うめ月」へ行ってみた。どの店もそうだが、3、4坪の小さな造作の中にコの字カウンターを作っているので、炭火焼きも鉄板焼きも熱気が凄く汗が吹き出して来る程だ。
この「うめ月」はどこかのチェーン店の何号店とか云うのではなく関西出身の姉妹が初めて持った自分の店だそうだ。妹夫婦とお姉さんの三人力を合わせて店を切り盛りしているのだ。
オリジナルの「うめつき焼き」は、中に入った京都の粒山椒がピリリと効いており、胡麻油で食べると云うのが初体験な味であった。
続いて「かしみん焼き」なる物を注文。
出てくるまで全く中身が想像出来なかったのだが、かしわ(鶏肉)とミンチでかしみん焼きとの事だった。
この夜は「でんらく」を素通りして、えびすストアの「Whoopee」へ。
此処はいつも通りの賑わいで外まで人が溢れていた。中に入ると常連たちに混じって見覚えのあるイケメンが吞んで居た。ハテ、誰だろうと思っていたら「昨日はどうも」と声をかけられた。そうか、恵比寿横丁の「ベコヒラ」の兄ちゃんだ。
話を聞けば、独立したばかりで、自分の店を出したばかりだそうだ。
それなら、こっちも応援してやらんとナぁ。
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先週末、新橋オヤジタウンでハシゴをしたが、此処はリアルな横丁酒場が縦横無尽に軒を連ねている。サスガ、恵比寿のなんちゃって横丁とは醸し出す佇まいが違うナ。
SL広場から烏森口へ出て、神社の鳥居の脇道をスルリと抜けると居酒屋が並ぶ横丁へ出る。六本木の高級炉端「田舎家」の数十分の一の値段で炉端が楽しめる「炉端武蔵 烏森口店」へ。
微妙な高さの椅子に腰掛け、真正面に正座する焼き場の男の子に焼き物を頼むのだ。
此処は、外国人大喜びのメイド・イン・ジャパンな居酒屋なのだ。
「ぼんそわ」でも外が気持ちが良かった。
外の席では、僕の吞んだくれ日記をいつも読んでくれていると云うキトクな方にお会いしたり、クマちゃんたちも外に出て来たので、皆で愉しい宴となった。
あぁ、素敵な金曜日だったナ。
武蔵小山に出掛けて、1時半口開けの「牛太郎」へ行く事にした。
でも、まぁそのお陰で宇ち多”の酔いも冷めるってもんだ。
一旦、酒を抜き事務所に戻り、メイルをチェック。
夕方、祐天寺「ばん」で吞んで居た酒の友ひとみ姐さんと合流し、武蔵小山の「ホルモン道場みやこや」へ行く事に。開店時間の夕方5時をとっくに過ぎていたが、タイミング良くカウンターへ滑り込む。
最高な週末だナ。でも何だか、僕は酒さえ有ればいつでも幸せなのかしら。トホホ。
夜も更けてきたので恵比寿に戻り「恵比寿横丁」を覗いてみた。「でんらく」の店長、泰子ちゃんと目が合ってしまったので、ズルズルと中に入ってしまう。
土曜日から連日恵比寿界隈で吞んでいるが、いつも同じところばかりに入ってる。うーん、中々「恵比寿横丁」全店制覇出来そうにないなぁ。