鼻水すすり、立ち食いそばが美味い季節到来なのだ。
2008年 11月 12日
家の近くでは、もうシジュウカラがやって来ていた。
目黒川沿いの桜の木も赤く染まった葉が落ちて、舗道に赤い絨毯を創っていた。
桜は一年中を通して楽しめるね。春は満開の花を愛でて酒を呑み、夏は緑一杯の葉と青空のコントラストを愉しむ。秋は赤や黄色に染まった紅葉を愛でて、冬は枯れた枝々に積もる雪を眺めながら一献つけるのだ。
夕方はすっかり冬の空になってきた。
こんな寒い日の密かな愉しみが「立ち食いそば屋」なのだ。駅の構内とかじゃ駄目なのだ。外に面した立ち食いが良いのだ。頬に当たる冷たい風を感じながら、熱々のそばをズズっとすするのがイイ。ツユをすすった途端、鼻水がじゅるっと出て来て、冬が近い事を肌で味わうのだ。
で、今日は月見そばをズルっといってみた。美味いね、嬉しいね。
夕べは恵比寿駅前の路地を入った処にひっそりと佇む居酒屋「さいき」へお邪魔した。
此処は座るとまずお通しが三品出てくるのだ。これが、どれも抜群に美味くイイ酒のアテになる。昨日は、けんちん汁に白菜のお漬物、そして頃合いをみて店主のクニさんが刺身を切ってくれる。
途中で、ひとみ姐さんが合流し、熱燗の杯が増えた。九時近くなり、店も混んで来たので、キャ別炒めで〆てご馳走さまだ。
駅に更に近い「縄のれん」へ移動した。此処は美味い焼酎ハイボールが呑めるから好きな酒場でアル。下町を訪れる時間が無い時はとても重宝する一軒だネ。
つい、人のモンが羨ましくなっちまうのだナ。イカンねぇ。
それでも、我慢出来ず大将にハラミステーキをお願いした。
ひとみ姐さんは少ししか食べられん、と云うので小ぶりのハラミをチョイスした。
さて、今日はこれから銀座呑みだ。思わず、ムフフの追加ナリ。