東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2009年 12月 18日 ( 1 )

今朝、移動中の山手線の中で隣りの方が見ていた週刊誌に目が行った。

先週の土曜日に鳩山首相が立石『宇ち多゛』で呑んだ時のグラビアなのだが、エアコンの下にカメラを構えるボクの姿が写っていたのだ。
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正面は左から仙谷行政刷新担当相、鳩山総理、立川左談次師匠、後ろは新人早川久美子議員、背中姿が中山首相補佐官、松井官房副長官だ。総理より一足早く呑んで居た仙谷さんは可成り出来上がっていて、ネクタイ姿の総理を見た途端、そのタイを解いていた。

それにしても電車の中で自分の姿を見つけるなんて、ちょっと変な気分だが、駅の売店で「週刊新潮」を買って仕事場に戻った。
日々、呑んだくれ日記用にデジカメを持ち歩いて何でもカンでも写しているのだが、そんなカメラ小僧なジジィの姿を週刊誌に撮られるとは或る意味「カメコ冥利に尽きる」ってもんか。

ところで、新聞も週刊新潮も『宇ち多゛』が「宇ち多」になってたナ。
       ◇       ◇       ◇
テレビドラマ『深夜食堂』が十話で終わってしまった。最初から最後までホロリとさせられっぱなしだった。視聴率も良かったらしいし、今年のテレビ番組の中でも可成り評判が良かったと新聞でも書いていた。

この番組で初めて新宿ゴールデン街を知った人も多かったんじゃないだろうか。ストリッパーのマリリンも良かったし、ヤクザの竜ちゃんも良かった。でも、豚キムチ好きのまゆみちゃんが登場しなかったのが心残りだったナ。来年きっと第2シリーズとなって復活する事を願おう。
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シリーズの中で一番泣けたのは、第2話の「ねこまんま」だった。
田畑智子演じる売れない歌手のみゆきちゃんも良かったし、作詞家のセンセイを演じた田口トモロヲがいい味を出していた。

そして、センセイの書いた曲が大ヒットしスター街道をまっしぐら、となる筈だったのだが...

  〜眠らない街新宿を 今日も彷徨う野良猫一匹 
   喧噪離れた路地裏で 男が落とした一夜の愛を
   探し求める独りの女 あたいこれから何処へ行く
   新人千鳥みゆきが 唄うその名は「迷い猫」

司会に続いて人気歌手になった千鳥みゆきが唄う「迷い猫」がまた良いのだ。

  ♪恋を忘れたホステスの 膝に抱かれて聞いている
   昔の男の愚痴話 夜の新宿 迷い猫

   行きずりばかりの毎日に 想い出だけが
   降り積もる うそつき男に身を委ね
   夜の新宿 迷い猫

   待つのに慣れた女には 酒をあぶっても
   恋地獄 にじんだネオンが目にしみる♪

あぁ、これ本当にCDになったら覚えてカラオケのレパートリーにするんだけどなぁ。
       ◇       ◇       ◇
夕べは丁度五時に神田錦町で仕事が終わったので、いつもの『兵六』にお邪魔した。吐息が白くなる程東京も冷え込んできた。無双のお湯割りが冷えた躯を温めてくれるのだ。

此処に通ってもう40年以上と云う東大助教授や神田の歴史を本にまとめた編集人、古株の詩人のセンセイ等々神保町の酒場には様々なジャンルの方が集まって来る。一人黙って酒を呑みながら皆の話を聞いているだけで面白いのだ。

陽も暮れていつもの面々が集って来たが、一足早く店を出た。

電車で移動し、武蔵小山の日本酒処『酒縁 川島』にお邪魔した。
馴染みの『牛太郎』からスグ近くに在る酒場は、今年創業三十年の名店だ。いつも混んでいて入れない事が多いのだが、夕べは時間も早かったのでスっと入る事が出来た。

小さなカウンターの中では仲睦まじい夫婦が趣向を凝らした料理でもてなしてくれるのだ。そしてカウンターの外側では、「日本酒伝承の会」会長の岩井さんが全国から調達した酒を丁寧に解説しながら注いでくれるのだ。地酒は常時100種類以上は揃えており、此処で初めて目にした銘柄も沢山有る。
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この日も純米吟醸「結人(むすびと)」の新酒あらばしりから。
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続いて山県の純米大吟醸「秀鳳(しゅほう)」の愛山袋取りしずく酒、同じく秀鳳の玉苗袋取りしずく酒を戴いた。
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幻の米「愛山」を47%精米で醸された味はスッとした旨味だったナ。
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鯖の干物をアテに戴いたのは、同じく「愛山」米で作られた静岡の地酒「志田泉」だ。
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この酒は目黒の寿司屋でもお馴染みだ。
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鯖も脂が乗って美味い。
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彩り鮮やかな温野菜をつまみながら、お次の酒は新潟は、小黒酒造の「嘉山(かやま)」越淡麗純米酒の無濾過生原酒だ。
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口当たりがなめらかで、呑んだ後にキリリと感じさせてくれた。
こりゃ、美味い酒だったなぁ。
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旬の生牡蛎には、山口の小さな酒蔵、旭酒造「獺祭」が登場だ。この酒は10月にユニクロのパリ・オペラ店のオープニングでの鏡割りに使われ話題になった酒だネ。
これも呑んだ人にしか美味さを伝えられない旨みを感じたナ。
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満腹中枢を刺激する為にマスター自慢のオムライスを戴き最後の酒は、愛媛首藤酒造の「寿喜心寿(すきごころ ことほぎ)」を注いで貰った。
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山田錦の無濾過純米の中取りはフルーティな香りを放ち、実に上品な味わいだった。
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酒良し、肴良し、人も良し、と三拍子揃った『酒縁 川島』は、日本酒好きを連れて来たくなる武蔵小山の隠れた名店だ。

おっと、此処と『牛太郎』の間には、とびきりのハラミと正統派直系ホイスが堪能出来る『みやこや』も在るので、ぐるりハシゴ酒も楽しいかもしれないゾ。
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by cafegent | 2009-12-18 16:46 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)