東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2010年 12月 16日 ( 1 )

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村上春樹原作の映画『ノルウェイの森』を観た。原作を読んでから20年以上と随分時が経っているので、映画の流れを追いながら村上春樹らしい会話のやりとりなどを思い出した。

村上春樹の原作はヨーロッパに滞在して執筆されたとの事で、舞台は日本だが何故だか異国の匂いが漂う小説だった。

十代から二十代にかけての主人公の恋愛や喪失感は、当時27歳だった僕も上下巻を何度か読み返したっけ。
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この映画もパリに住むベトナム人のトラン・アン・ユン監督がメガホンをとり、原作の持つ独特な空気感を映像化出来ていたと思う。

60年代後期の時代背景を忠実に再現しており、服装や風俗など僕が当時背伸びして読んでいたガロや平凡パンチの事が浮かんだりしたナ。

吹き荒れる草原のシーンや碧々とした森、荒々しい海の映像は、言葉を超えた語りべとなり、深く心に突き刺さるようだった。

だが、決して後味の良い映画とは云えなかったナ。
心が痛むラブストーリーと云うものが僕は苦手なのかもしれない。
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映画館を出て、六本木ヒルズの鮮やかなイルミネーションが目に映ると余計に心に残る寒々しさが蘇って来た。

レコードショップの店主が細野さんだったり、療養所の門番が高橋幸宏さんなのはご愛嬌だった。また、えとせとらレコードの名がクレジットされていたが、レコードショップの壁に飾られているレコードの内容はちょいとニクかったネ。

ビーチボーイズやクリームに交じって、細野さんがベースを弾いていたエイプリル・フールのジャケットが見えたのが洒落ていた。確か、この映画の時代設定と同じ1969年に発売されたのだったネ。

主人公がガールフレンド「緑」と待ち合わせをしたバーのバーテンダーは、村上春樹氏本人だろう。クレジット表記は無かったが、カメオ出演したのだネ。

後味の良い映画では無いと書いたが、この映画は、是非とも映画館で観るべき映画だろうナ。
ただ、「直子」を演じた菊地凛子の顔がボクには生理的に駄目だった。もしかしたら、監督は「緑」役の水原希子の可愛いらしさをグっと引き立てる為にあえて、菊地凛子を起用したのだろうか。だとすれば、それは大正解だったかもしれないナ。
       ◇        ◇        ◇
さて、火曜日はいつもならば酒朋ビリー隊長と立石に宇ち入りするのだが、たまには気分を変えて違う酒場に行く事になった。
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恵比寿で打ち合わせを終えた僕は一人、木場へと向かう。
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『河本』の暖簾を潜ると真寿美さんの笑顔が僕を迎えてくれる。
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席に着くとスゥッとジョッキとホッピーが置かれるのも嬉しいものだ。この時間をとても大事にしたいものだ、といつも思う。そして、湯豆腐をアテにホッピーがススむのだ。

ささやかな幸せを実感し、店を出ると息子の手を引いた森イッキさんにお会いした。丁度入れ違いで、河本に来たのだネ。

僕は大手町経由で西巣鴨駅へと移動した。

駅前でビリー隊長と待ち合わせをし、明治通りを歩く。
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いつも読むブログのティコティコさんが以前書いていた『柳下』にも後ろ髪を引かれたが、この日の2軒目は滝野川の『高木』だ。
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先ずは此処の名物、牛乳割りでアル。
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年季の入った源氏のボトルの中身はダイヤ焼酎だ。
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小さな瓶に入った牛乳とダイヤセットが何とも可愛い。
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牛乳割りで、ビリーと乾杯!
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そして自慢の煮込みは長ネギじゃなく玉ねぎが付くのだナ。
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好きなだけ入れられるのも実に嬉しい限り。
此処の煮込みはご飯にも合うが、お餅とのセットもあった。
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人気のナンコツは売り切れだったが、カシラやギンナンなどを戴いた。
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のんびりと和む酒だったネ。
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高木を後にして、僕らは都電荒線の庚申塚方面へと歩いた。
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先週、入れなかった『庚申酒場』の灯りが出ていてホッとした。

ガラリと戸を開くと優しい笑顔のおばあちゃんがお出迎え。
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トクトクと焼酎を注ぐ姿に皆さん心和むのだナ。
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僕はウコン茶割りで呑む事にした。
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おでんを戴き、焼酎がススむ。
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最後に戴いたお漬け物もお袋の味だったなぁ。
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カウンターを囲み、他のお客さん達との会話も楽しく弾んだネ。
おばあちゃん、ご馳走さまでした。
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この日の酒は、何処の店でもホッコリと出来た。

最後にどうしても〆の飯が食べたくなり、僕らはピザ屋さんに入った。
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初めて訪れたのだが、これが実に美味しかったのだネ。
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サラダとピザが美味しくてペロリと平らげた。
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『ファイト餃子』も良いが、『ピザハウスアッシャゴ』は、庚申塚に来たらオススメだ。
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あれだけ呑んだのにビールが美味く感じたナ。
by cafegent | 2010-12-16 13:27 | 飲み歩き