東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

2011年 07月 22日 ( 1 )

昨日の朝、大きく育って巣立ったかと思っていたツバメの子が1羽、生まれた巣の処に戻って来ていた。
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雨風が強く、不安になって元の場所に帰って来てしまったのだろうか。
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この中の1羽だろう。親ツバメも他の三羽の子ツバメも皆他へと飛んで行ったのに、コイツ大丈夫かなぁ。

今朝の東京は、まるで軽井沢辺りに居る様な気候だネ。
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ジャケットを着ていてもまったく汗をかかない。

夕べは強い風のお陰で雲も流れ、美しい月夜を眺める事が出来た。
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中国の詩人、李白が詠った「月下独酌」を思い出した。

だが、僕は休肝日でアル。オールフリーを飲みながら、グラハム・カーよろしく夕飯の支度をした。

連れの実家である岡山では、義父が趣味の畑仕事に勤しんでいる。
今週もインゲン、茄子、トマト、胡瓜、玉ねぎ、ニンニク、黄ニラ等が届いた。酒呑みの義父は、いつも岡山の地酒も箱の隅に入れてくれる。実にウレシい限り。

大量に届いたトマトは、セロリやニンニクと玉ねぎを使ってトマトソースを仕込んだ。小分けして保存すれば、いつでも重宝するのだナ。

夕べは、冷たいカッペリーニを作ってみた。
完熟トマトを湯向きして種を取り、ザク切りにする。モッツァレラチーズも同様に切る。ベランダから摘んだバジルをみじん切りにして全部一緒にボウルに合わせた。そこに絞ったレモン汁と先日作っておいたトマトソースを入れるのだ。
ヴァージンオリーブオイルを廻し掛け、黒胡椒と塩で味を整える。
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これを冷蔵庫で暫く寝かせるのだナ。グンと味が馴染むのだヨ。

カッペリーニは、普段のパスタより少し長めに茹でる。アルデンテだと冷やした時に余計に堅くなってしまうからネ。
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茹で立てのパスタを水で洗い余熱を冷ましたら、氷水の中でしっかりと冷やすのだ。

水気をしっかりと切ったら、先に冷やしておいたソースのボウルでパスタを和える。皿に盛り付けたら、生ハムを廻りに乗せて、フレッシュバジルの葉を添える。
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仕上げに黒胡椒を挽き、パルミジャーノレッジャーノを荒めにおろして振り掛ければ完成だ。

買って来た材料は生ハムとモッツァレラだけだったので、冷蔵庫の整理にもなった。

付け合わせは、インゲンのガーリックオイル炒め。
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インゲンは面倒臭がらずにちゃんとスジを取らなくちゃ駄目だネ。チト反省。
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程なく、出張から戻って来た連れと共にささやかな晩餐となった。
        ◇       ◇       ◇
さて、今日22日は古くからの友人ひとみ姐さんの命日だ。
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先日、酒仲間たちで三回忌を偲んで集まったが、一人息子の成長ぶりに一安心だナ。彼は今日ひとみさんの墓参りに熊本へと旅立った。

ひとみさんのご両親は、今もご健在だ。いつもデコポンとかを送ってくれるので、恐縮至極でアル。でも、こうやって毎年孫が逢いに来てくれるのだから嬉しいだろうネ。僕も一度墓参りに行って来なくちゃだナ。
        ◇       ◇       ◇
閑話休題。

札幌での休日は、朝から午後までを両親と語らい、夕暮れ前には街へと出てしまう。

いつもの土曜日ならば、8時過ぎには家を出て朝酒を求めて京成立石へと向かっている筈だが、この日は朝風呂に浸かり、小雨降る庭を眺め、父からスマートフォンとiPadについての質問攻めに遭っていた。
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午後三時、家を出て市電に乗り街へ。

先ずは此処『第三モッキリセンター』の暖簾を潜るのだ。
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湿度が高く、汗が吹き出て来たので冷えた生ビールから。
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限りなく生に近い酢だこも美味い。
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法蓮草のお浸しをアテに白鹿の冷酒を一杯ひっかける。

狸小路7丁目に在るラーメン屋『一徹』は、かつての名店『富公』の味を受け継いでいるのでとても美味い。
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だが、今は素通りだ。目指す先は『金冨士酒場』なのだからネ。
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かつて札幌に中川酒造と云う蔵元が在った。其処が造る酒が「金冨士」であり、その直営酒場が『金富士酒場』であった。本店は歓楽街ススキノのソシアルビル地下に在るのだが、こちらは親戚に当たるそうだ。だが、この侘びた佇まいを見れば、迷わずこちらの暖簾を潜ってしまう事だろう。

此処は狸小路9丁目なのだが、もうアーケードも無く、スナックや酒場のバラックが立ち並ぶ通りなのだナ。

午後5時、もう暖簾が出ていた。中には開店前から常連が吞んで居たご様子だ。
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此処も本店同様に父子で営んでいると見受けられるのだが、実に愛想が無い。毎回、寄る度に思うが、その無愛想な応対が恋しくてやって来ている感すら覚える。
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名物は卵焼きだ。ススキノの金冨士も同様に美味い。
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串物が4本からなのが、チト辛いがお隣さんは一人で5皿20本も食べていた。

此処は仙台の『源氏』や野毛の『武蔵屋』、かつての浅草『松風』の様に日本酒を頼むとお銚子一本にひとつ酒の肴が出てくる。
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酒は旭川の地酒「男山」だ。旭川では「国士無双」の高砂酒造と並ぶ酒蔵だネ。
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ナンダカンダ云いながら、毎回来るのが楽しみなのだナ。
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途中、中古レコード屋『フレッシュエア』に立ち寄って、さっと物色。

そして口開けの『たかさごや』の暖簾を潜った。此処は創業昭和35年、そう僕と同い年なのだナ。
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暖簾に白く抜かれた「道産子手作り」の文字に間違いは無い。
歴史を感じるコの字のカウンターは、実に風情が有り居心地が良い。
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冷酒を戴きながら、しめ鯖を戴いた。
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こちらの卵焼きもすこぶる評判が良い。
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器はご主人の作品だそうだ。店で使う器の大半は二代目店主塩田さんが焼いたものと伺った。

店の中央では炭火の焼き台が置かれ、道内で穫れた魚介が焼かれる。
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焼き場も店主の持ち場でアル。
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海水ウニを戴きながら、金滴を燗酒で戴いた。
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あぁ、久しぶりに地元の酒場でホッコリと夕暮れ酒を堪能した。

この日は、この後旧友たちとの飲み会だったので、居酒屋巡りはこの辺でネ。
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by cafegent | 2011-07-22 15:29 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)