東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent

2012年 05月 23日 ( 1 )

昨日と打って変わって今朝の東京は気持ちよい青空が広がった。
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空に浮かぶ雲もハンモックで揺られている様だった。

今朝はちょっと早めに家を出て、仕事場に行く途中に在る都立の公園に寄った。樹々の新緑の香りが快い風に乗って吹いて来る。
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この時季のそんな南風を「薫風」と云う。俳句や和歌でも「風薫る」と共に季語となる。

        古杉や 三百年の 風薫る

日光東照宮にて正岡子規が詠んだ句だネ。

その子規が与謝蕪村の俳句を論じた名著「俳人蕪村」の中で、取り上げていたのが次の蕪村の句だ。

       薫風や ともしたてかねつ 厳島(いつくしま)

子規は、次の様に記している。
        ☆               ☆
「風薫る」とは俳句の普通に用いるところなれどしか言いては「薫る」の意強くなりて句を成しがたい。
ただ夏の風というくらいの意に用いるものなれば「薫風」とつづけて一種の風の名となすにしかず。しかし、蕪村の烱眼(けいがん:鋭い洞察力)は早くこれに注意したるものなるべし。
        ☆               ☆
「ともしたてかねつ」とは、水に浮く厳島神社の殿塔に一斉に灯された幾千もの燈火が水面に映り、それが初夏の風に揺れている様を表現したのだネ。これこそが与謝蕪村の烱眼(けいがん)なのだナ。

初夏の夜の趣(おもむき)が目に浮かぶ一句だネ。
     ◇         ◇          ◇
小難しいことはさておき、林試の森公園ではまだ時鳥(ホトトギス)の啼く声を聴くことが出来なかった。通年ならば5月の20日頃にやって来るのだが、今年は未だの様だ。

樹々の上からは、メジロの囀(さえず)り、コゲラ、四十雀(シジュウカラ)の元気な声が響いていた。

春から夏にかけて多くの鳥たちが子を産む。
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この公園でもコゲラや四十雀のヒナが孵っているが、青大将(蛇)が巣穴に潜り込み丸呑みしてしまうのだナ。
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ほら、四十雀の親が巣から出て来た。
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そして、餌を探している。

先日も孵ったばかりの小さなインコのヒナが全部食べられてしまった。
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だが、再び子作りをしようとしていたナ。

こちらは、コゲラの巣穴だ。
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小さなキツツキは、尖ったクチバシでまん丸の穴を開けて中をくり抜き営巣(卵を産む為の巣作り)をする。

四十雀は、コゲラが巣立った後の巣穴で営巣する事も多い。だが、大半は蛇の餌食となってしまう。
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そんな中、今朝は巣立ちしたばかりの四十雀のヒナを見つけた。
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それも5羽だった。
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親鳥が懸命に虫を捕まえては、ヒナ達に代わる代わる餌を与えていた。
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満腹になったヒナは、そのまま枝の上で寝てしまうのだが、その姿も実に可愛い。
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四十雀は、黒いネクタイの様な帯が特徴的だが、ヒナのうちはまだうっすらとしか黒い帯が無い。
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羽根もまだ産毛が多いネ。
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右から二番目が親鳥だネ。足もピンとして尾が長い。
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こんなヒナが並んだ姿を見つける事が出来て、今朝は気分上々だった。
     ◇         ◇          ◇
閑話休題。

さて、夕べは地元武蔵小山の酒場に出掛けた。丁度前日に吉田類さんの『酒場放浪記』にて紹介されていた『ホルモン道場みやこや』に行きたくなったからでアル。

番組に紹介されるとまた混雑する日が多くなると思ったので、早々にお邪魔した。

此処に来たら、やっぱりホイスでしょ。
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天羽の梅を使った下町焼酎ハイボールとはひと味もふた味も違うホイスは、『みやこや』のご主人のご実家が作っているので、直系ホイスと云う訳だ。

先ずは、ガツ刺しと牛レバ刺しを戴いた。
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ガツはニンニク醤油で、レバーは塩胡麻油で食す。ガツ刺しは、酢味噌でも美味い。
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焼き物は、みやこや自慢のハラミとホルモンを一皿づつ御願いした。
此処は合い盛りも出来るので一人で来ても大丈夫なのだヨ。
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此処のハラミは本当に美味しいのだ。
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表面をサッと炙り、レア状態で戴くのが一番美味い。
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ホルモンも言わずもがなの美味さでアル。

ホイスのお代わりも増える。

タバスコの辛さとケチャップの甘みが絶妙にマッチしたメキシコ風ホイル焼きも自慢の一品だ。
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息子さんが手際良く下ごしらえをしてホイルを包むと親爺さんが焼き台に乗せる。
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ジャガイモ、ピーマン、玉ねぎ、そしてハラミがたっぷりと入っているのだ。
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むふふの美味さ!

混んで来たので、これにて終了。いつもいつも美味しい酒と料理、ご馳走様でした。
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『みやこや』を出ても外は大雨だ。こりゃもう一軒と『牛太郎』に駆け込む。
待ち合いに5名程先客が居たが、タイミング良く入れ替わった。ものの5分程で座る事が出来た。

ジョーさんからガツ刺しを戴いた。そして、ヒロ君にポテサラ&スパサラの合い盛りをお願いした。
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ハイッピーを吞んで居ると横から声が架かった。先日、此処でご一緒した渡辺さんと井出靖さん達が先に来ていたのだナ。

井出さんからは、もうスグ発売となる新譜CD「LATE NIGHT BLUES」のサンプルを頂戴した。なんと、14年ぶりのソロ・アルバムなのだネ。是非ともみんなにススめなくちゃだナ。
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さつま白波を白湯で割った。

心地良く酔った所で、ご馳走様!
パルム商店街で赤ワインを購入し、家呑みに切り替えた。
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イタリアのビオワイン「Montepulciano D'abruzzo」にしてみたが、これが中々美味しい味だった。

地元で吞むと寝落ちしないからイイネ!なんちて。
by cafegent | 2012-05-23 16:37 | 飲み歩き