東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2012年 05月 31日 ( 1 )

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        夏河を 越すうれしさよ 手に草履

毎年この季節になると与謝蕪村のこの句を思い出す。素足になって浅瀬の小川を渡る光景が目に浮かぶのだナ。

紫陽花の毬が膨らみ始め、もうすぐ梅雨がやって来るネ。沖縄や奄美大島はもう梅雨入りしているが、東京もあと一週間程で梅雨入りかナ。

梅雨入り前のこの時期は陽も長くなり、7時頃もまだ明るい。夕暮れ時の居酒屋は戸が開け放たれて、なんとも心地良い。
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いつも通る神保町の『兵六』も路地から抜ける風が初夏の薫りを店の中へと運んでくれる。

いつもこの季節になると静岡まで旅をして、或る居酒屋へ立ち寄ることにしている。
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此処もまた、入口から細長い土間を抜けて心地良い風が通るのだ。
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年季の入ったビールサーバーからゆっくりと時間をかけて数回に分けて注がれた生ビールの美味いのなんと美味いことか。
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爪楊枝が縦にピンと立つ程のクリーミーな泡なのだナ。

焼津沖で捕れた魚介をアテに生ビールが美味い。
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今年もまだ暖簾が下がると良いのだが、ちょっと不安だナ。
      ◇          ◇          ◇
閑話休題。

さて、夕べは日が暮れる前に神保町のビアバー『ユーロスターカフェ』にお邪魔した。
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此処は時々、我が酒朋キクさんの手作りハムが出される。この日はあいにく無かったが、キクさんが作るスモークは本当に美味しい。

先ずはフルーティーな「スノーブロンシュ」をゴクリ。
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香草の仄かな風味が清々しいビールだネ。
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続いて、静岡「ビアバディ」の造る琥珀色のIPA(インディア・ペール・エール)を注いで貰う。
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ニュージーランド産のホップをメインに仕込んだペール・エールでコクのある苦味と香りが病みつく美味さだ。
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そうそう、昨日食べた「パニッサ」なるスナックがとっても美味い。パニッサはイタリア北西部リグリア地方に500年以上の歴史を誇る伝統料理らしい。

ひよこ豆をペースト状にして油で揚げたシンプルな料理だが、これがビールに最適なつまみになるのだナ。もうフライドポテトより気に入ってしまったのだヨ。

浅草演芸ホールの近くにこのパニッサを出す『フェッテ・パニッサ』なる店が在るらしい。ユーロスターカフェのパニッサも其処のみたい。

あぁ、書いていたらまた食べたくなっちまった。
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美味しいビールとパニッサ、ご馳走様でした!

空は日が暮れなずむマジックアワーだったナ。

さて、二軒目は同じく神保町の酒場『兵六』へ。すずらん通りから一本奥の路地は、酔客の声が響く。
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馴染みの顔が集っており、コの字カウンターの一番奥へ。美味いビールを飲んで来たばかりなので、此処ではさつま無双の湯割りにした。

この奥席、今はまだ良いが本格的な夏が来ると暑さが増すのだナ。皆さん団扇片手に汗かきながら湯割りを吞む訳だ。
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二合の焼酎を呑み干して、神保町を後にした。

路地を抜けると、そこはかとなくジャスミンの香りが漂って来た。何処かの家で咲いているのかナ。

この後は、地下鉄に揺られ地元の酒場へと消えたのであった。
by cafegent | 2012-05-31 18:09 | 飲み歩き