東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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2014年 05月 01日 ( 1 )

    忍音(しのびね)を聞くや境内ほとゝぎす   八十八
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今日から5月だネ。東京は夏日となり、Tシャツ一枚で十分過ごせる程の陽気となった。

今年は、明日2日が「八十八夜」だ。八十八夜は、立春から数えて88日目であり、春から初夏への移ろいの時季だ。八十八を組み合わせると「米」の字になることから、農業に携わる方達にとっての特別な日でもある。僕の祖父は農家の長男だったことから「米作」で「よねさく」と名付けられたが、短歌にハマり若山牧水を師と仰ぎ歌人になった。

そんな祖父にちなんで、僕の俳号も「八十八」とした。毎年、この季節になると祖父と過ごした幼き日々を思い出すのだナ。
     ◇          ◇          ◇
同居していた叔母の葬儀が終わり、慌ただしかった日が過ぎたので、久しぶりにハシゴ酒だ。
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そんな訳で、昨日は横浜・野毛へと出掛けた。
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目当ての酒場『武蔵屋』が強風の為に臨時休業となってしまい、開店前から七、八人の方々が残念がっていた。まぁ、こればっかりは仕方が無い。喜久代おばちゃんは、お客さんの帰りを心配して天候の予報で店を開けるかどうかを決めているのだから。武蔵屋の前には口開けを待ちきれないお客さんたちがいつも列を作っている。地方から出張で来た方もいれば、大学教授や大女優、親子で来る方などなど様々だ。

武蔵屋の燗酒は連休明けまでお預けになったが、焼き鳥の名店『伸喜』(しんき)へ。5時開店だが、口開けと同時にいつも満席になる程の人気店だ。ご一緒した『牛太郎』のご常連が贔屓にしている一軒で、僕は初訪問となった。カウンター10席程の小体な店だが、寡黙なご主人が焼く串がすこぶる美味いと評判だ。
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先ずはサッポロ黒ラベルの瓶ビールでカンパイ!

串は、ねぎ肉、れば、かわ、つくねをお願いした。女将さんイチオシの「かわ」は、今まで食べたことの無い程に美味かった。
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口当たりはサクッとしながらも、口の中でトロけていくのだ。これは、もう味わった人だけが得られる至福だネ。
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芋焼酎の水割りを戴いて、串を待つ。

ねぎ肉も美味い。プリップリでジューシーな鶏肉と甘い長ネギが絶妙に合う。
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ればの焼き具合も素晴らしく、タレの味がまた良し。あっさりとしていて、甘みが程よいのも嬉しい限りだ。
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つくねも軟骨が入っており、口当たりが良くタレも良く合う。

焼酎のお代わりを戴き、串を追加。しいたけ肉とこんにゃくをお願いする。
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このこんにゃくにも、ヤラレてしまった。炭火焼きのこんにゃくが、これほどまでに美味いとは。もう文句無しの一串だネ。僕はこの「こんにゃく」と「かわ」に完全にノックアウトされた。
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最後に戴いた「しいたけ肉」の串は、香ばしい椎茸の香りとジューシーな鶏肉が美味かった。焼酎を呑み干して、ご馳走さま。これは、近いうちにまた来なくては。

続いても野毛の名店へ。米国風洋食の店『センターグリル』で美味いナポリタンを喰うことにした。

丁度入口の外で店主ご夫妻とお会いしたので、ご一緒にパチリ!
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オードブルの盛り合わせの小さいのとナポリタンをお願いし、デキャンタの赤ワインを戴いた。
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オードブルもこの位の量が丁度良いネ。
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太めのスパゲティはモチッとしてケチャップが良く絡む。
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変わらぬ懐かしい味にワインもススんだネ。

午後7時を廻り、都橋マーケットの二階へと向かう。
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この辺りは海風に乗って、仄かに潮の香りがする。ヨコハマに来た実感が沸くナァ。

バー『野毛ハイボール』のドアを開けるとタイミング良く席が空いていた。
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先ずは、店主の佐野さん特製のハイボールを戴く。
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キンキンに冷えた角のソーダ割りにレモンピールの香りが際立つネ。
あぁ、旨い。

続いて戴いたのは、自家製モスコミュールだ。
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カウンターの上にデンと置かれた自家製ジンジャーウォッカのガラス瓶が気になっていたのだナ。
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辛口のジンジャーエールも効いて、近づく初夏を歓迎する様な一杯だった。あぁ、むふふな幸せ。

この日の四軒目は、お馴染み『ホッピー仙人』だ。こちらは満席だったが、うまく入れ替わって座ることが出来た。
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先ずは生ホッピーを戴く。仙人、女性のお客さんのホッピーには泡にハートマークを作っていたネ。
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途中、野毛ハイボールでお会いした女性たちも合流し、店がより一層華やいだ。

仙人特製の「ジンクロ」をお願いした。
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焼酎の代わりにジンを用い、黒ホッピーで割るのがジンクロだ。口当たりも香りも良く、実に旨いのだナ。

心地良く酔いも廻ってきた。ここからの記憶が定かでは無いが、こうして野毛の夜は更けていったのでアール。
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by cafegent | 2014-05-01 13:51 | 飲み歩き | Trackback | Comments(1)