東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介


by cafegent
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   釣鐘のうなるばかりに野分かな  漱石


一週間前の中秋の名月では、美しい月が夜空から街を照らしていたが、昨夜は台風24号が日本列島を縦断し、野分の風が吹き荒れた。

いつもならば日曜は東中野『もつ焼き丸松』の口開けで呑むのだが、昨日はJRが早々に山手線や総武線を運休にすると発表していたので地元武蔵小山から出ずに過ごした。


台風が北上し、東京に青空が広がったが、街では倒木が線路や道路を塞いだりして、通勤通学の足を止めていた。

自宅近くの林試の森公園でも、彼方此方数十本もの木々がなぎ倒されていた。
公園に向かう途中の歯科医院の看板も落っこちていたナ。

改めて暴風の怖さを実感した。

季節も秋分を迎え、七十二候では「蟄虫戸を坯す(すごもりのむしとをとざす)」虫や蛇、カエルなどが土の中へと隠れて戸を閉ざす時季となった。春の啓蟄の頃まで巣ごもりをして過ごすのだナ。

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それにしても、昨晩の暴風で太い木の根っこが土からえぐられるように倒されていたのだから、巣ごもり支度していた虫たちも堪ったもんじゃないネ。

     ◇          ◇          ◇

閑話休題。

先週の土曜日は、気心知れた酒朋たちと吉原大門に程近い日本堤の居酒屋『丸千葉』で酒宴となった。ボクは一人0次会でもしようと武蔵小山『牛太郎』の暖簾を潜った。ちょうどタイミングよく一席空いていたので腰を下ろすと店主のジョーさんからコブクロ刺しをご馳走して戴いた。

そして、地元民がこよなく愛しているハイサワーをゴクリ!
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あぁ、至福のひと時だ。

小一時間ほど過ごして、電車に乗った。


午後4時45分、南千住駅に到着だ。

JRの陸橋を渡り東京スカイツリーがそびえ立つ方向へと足を進める。

「あしたのジョー」で馴染み深い泪橋の交差点を渡り少し歩くと酒場『大林』の暖簾が揺れている。


暫く店を閉めていたがまた営業を再開したのだネ。東浅草二丁目の交差点を右へ折れると『丸千葉』だ。

暖簾の前で酒朋たちが集まっていた。

キクさん派手なパッチワークのジャケットを纏っているナと思いきや、ダンディ岩崎さんも同様なパッチワークのパンツを履いていた。不良ジジィたちの面目躍如ってところか!

この日の酒宴は、皆それぞれが、此処『丸千葉』を贔屓にしている面々が集まった。立石『宇ち多゛』仲間のダンディさん、大島さん、ユウジとは此処で忘年会や新年会などをしている。吉原大門に住んでいるムッちゃんは、ご近所なので夫婦でキンミヤのボトルを入れている大常連だ。

キクさんとも時々一緒に来ていたが、今回このメンツでの酒宴は初めてだったナ。

と云うわけで、カンパ~イ!


僕らは5時の予約だったのだが、この日も既にテーブルもカウンター席も満席だった。ムッちゃん曰く、もう地元の連中でさえ予約しないと入れない状態だとか。それでもタイミングよく席が空いた時に暖簾を潜った方たちはスンナリと入れたりするのだナ。それもすべてホールを仕切るやっちゃんの差配の為せるワザなのだ。

此処は料理も酒も美味しいのはもちろんのこと「やっちゃん劇場」を堪能するのも愉しみのひとつなのでアル。松村邦洋ばりのトーンでお客さんに接してくれるのだが、これが実に気持イイのだナ。やっちゃんの口からポンポンと飛び出る言葉に場が一気に和み、さぁ大いに楽しく飲もうっていう雰囲気を作ってくれるのだ。


それにしてもダンディ岩崎さん、痛風の悪化に続き肺炎をこじらせて12キロも体重が落ちたそうだ。


仕事の都合でトレイドマークだった口髭も剃って、なんだか別人と飲んでいる感じがしたナァ。でも悪態を吐く口だけは変わらず健在だったから、まぁ良いか(苦笑)
赤星で乾杯した後は、キンミヤに切り替えた。
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刺身を盛り合わせにして戴き、自慢のメンチカツやサラダをお願いした。

日本酒党の大島さんは、いつもの鮟肝だ!

こちらも酒がススむんだよネ。


普段夫婦二人で来ているムッちゃんは、いつも注文できない品をいっぱい頼めて満面の笑みを浮かべてたナ。

鳥の唐揚げにカツ煮、焼きたらこ、肉入りピーマン炒め、などなど此処ぞと云う勢いで頼んだネ。これだから、丸千葉呑み会は堪らんのだヨ!むふふ。

日本酒党の大島さんは、お猪口じゃ小さすぎてビアタンに菊正宗をトクトクと注いでいた。

もう少し秋が深まってきたら丸千葉名物の鍋物も始まるのだ。次回はまた鍋の時期に集まろうか。

ご馳走様でした!


最後は、店主のやっちゃんも交えて、はいパチリ!
そして酩酊したまま、僕らは『大坪屋』の酎ハイに呑まれていったのでアール。


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# by cafegent | 2018-10-01 15:50 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
東京は8月に入り、益々暑さが厳しくなっている。暦では「大暑」、文字通り一年で一番暑い真夏の頃ってわけだ。

行きつけの酒場の軒先では開店前に水打ちをしていたが、日差しが強いせいで涼しいのも束の間すぐに路面は乾いてしまう。店の主人もお客さんたちが開店前に熱中症になられては困ると、口開けに並んだ順番に番号札を手渡していた。なるほど、暑い外で待たなくともエアコンの効いた駅ビルに逃げ込めば良いって寸法か。開店ギリギリまでに戻って来れば番号札の順番に入店出来るのだから、なかなか気が利いたアイディアだナァ。

七十二候では「大雨時行」(たいう、ときどきにふる)、夏の雨が急に激しく降る季節が来たのだネ。
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青空の上から照り返しの強い太陽が出ているかと思えば、モクモクと入道雲が大きく広がりザーッと激しい夕立が街を襲う。8月は、そんな時季でアル。街を歩いていても、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声の応酬が、暑さの体感をより激しく掻立てるようだ。

昨日、8月1日は「土用の二の丑」だった。夏バテしないように鰻で精をつけたいが、この日ばかりは何処も満員御礼だ。しかも、有名店となると「土用の丑は臨時休業します」なんて貼り紙を出しているところも多い。そんな訳で、ボクも丑の日をハズして、鰻を食べに行ってきた。

午前11時過ぎ、自由が丘で電車を降りて鰻屋の『ほさかや』へと向かう。
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おぉ、まだ先客は5人か。読みかけの本を開いて、開店を待つことにする。そして、きっかり11時半、親父さんが暖簾を出した。此処は小体の鰻屋だ。年季の入ったコの字カウンターに奥から腰掛けていく。

日々、仕事の途中で街の鰻屋の前を通ると、あぁ喰いたいナァ、と思うのだが値段に目をやると4、5千円だ。とてもじゃないが、手が出ない。そんな時、真っ先に浮かぶのは赤羽の『まるます家』か自由が丘の『ほさかや』だ。どちらも安い酒と美味しい料理で庶民の心を癒してくれるのだ。程々に酒を嗜み、〆に鰻を喰う。懐を気にすることなく、これが出来るのだから、最高だ。

午前中でも気温が高く、外で待つのは厳しい。ボクより早くから並んでいた御仁たちはさぞ辛かっただろう。先ずは冷えたビールで汗を拭おうか。
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お新香をつまみながら、ビールが喉をスゥーッと流れていく。あぁ、心地よい。

はい、お待ちどうさま!、からくり焼きときも焼きが運ばれてきた。
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山椒をふりかけて串を頬張るのだ。むふふ、こりゃ堪らないネ。肝焼きも、食べた途端に元気が出そうだネ。
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塩焼きが来たところで日本酒を戴いた。
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冷えた上撰がグラスになみなみと注がれた。こりゃ、口から持っていかないと零してしまいそうだ。おぉ、鰻よりもこっちの方が元気を貰えそうだナ。キュッと呑み干して、うな丼をお願いした。

ちょっと前までは昼のうな丼は1,300円だったが、今でも1,500円なのだから良心的だよネ。
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ふっくらと焼きあがった鰻は、口の中で溶けてしまいそうだ。此処のタレは甘すぎないところが好きなのだナ。
蒲焼をめくって下のご飯に山椒をふりかける。こうすると山椒の風味が後追いで鼻腔を刺激し、鰻の旨味をより感じることが出来るのだ。

あぁ、幸せなひとときだ。ひっきりなしにお客さんが入ってくる。うな丼をかき込んで、ご馳走さま!

人は時として、ほんの些細なことで幸せになれる。この日も前日に原稿を書き上げて、久しぶりの平日休みだった。鰻屋の口開けに並び、冷えた酒と旨いうな丼。これだけで、一日が幸せに感じられた。

よし、これで今年の夏も乗り切れそうな気がしてきナ。
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# by cafegent | 2018-08-02 11:54 | 食べる | Trackback | Comments(0)
今日は夏至から数えて11日目であり、季節を72に分けて表す七十二候では「半夏生」(はんげ、しょうず)の時季となった。農家では、田植えを終わらせる頃の節目とされている。半夏生(片白草)の葉が半分白くなり半分だけ白化粧をしているかのようになる頃だから、とも伝えられている。
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本来ならば、梅雨明け前の厳しい暑さを感じる季節なわけだが、今年はなんと6月のうちに関東の梅雨が明けてしまったのだネ。これには、さすがに驚いた。6月に関東甲信地方の梅雨が明けたのは初めてのことらしい。

       半夏生葉を白く染め梅雨あがる    山口青邨(せいそん)

関東では、昔から半夏生にタコを食べる風習がある。田植えが終わる頃、沢山有るタコの吸盤のように稲穂が多く付き実るように、またタコの八本足のように稲がしっかりと根を貼るようにと願をかけたからだそうだ。実際にタコを食べると疲労回復にもなるし、農家の人々の生きる知恵だったのかもしれないネ。

今夜は、蛸を肴に冷酒でもやろうかナ。
        ◇              ◇              ◇
閑話休題

昨日は夕方から浅草にて酒朋ハッシーと老舗居酒屋の『三岩酒場』で待ち合わせをした。

田原町で地下鉄を降り、寿四丁目の交差点からなるべく日差しを避けるように雷門方面へと歩いた。天ぷら「てんや」の角を左へ折れれば、浅草すしや通り。
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もう風に揺れる三岩の暖簾が目に入る。

ガラリと戸を開けるとスグ手前のテーブルでハッシーが呑んでいた。先ずは、冷えたビールで喉の渇きを潤そう。キリンの瓶ビールをお願いして、一緒にそら豆と漬物も頼んだ。
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クーッ、ビールが美味い!そら豆も良い塩梅で茹でてある。漬物は、南瓜に瓜、しば漬けだ。かぼちゃが入っているのが独特だナ。

二本目のビールが空いた頃に酒朋トクちゃんが入ってきた。
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ビールとどじょう鍋を追加した。どじょうは骨を抜いて開いてあるのが「柳川鍋」、骨を残して捌いていない丸のままが「どぜう鍋」だ。
カルシウム補給と夏バテ防止に、僕らは「どぜう鍋」をチョイス!
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此処は、昭和二年創業。女将さんに聞けば、最初から大衆居酒屋として始めたとのことだった。
寿司屋が並ぶ「すしや通り」だから、てっきり開業当時はお寿司屋さんなのかとばかりに思っていたが、ハズレだった。

この写真は、まだこの通りがアーケードになるずっと昔だ。
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『三岩酒場』の立て看板には「宝焼酎35円」と書いてあるのだヨ。

『三岩酒場』は此処で修行を積んで独立したり、暖簾分けをした店が数十軒も有り「三岩睦会」を作って親睦を深めていると伺った。みんなで親睦会を開いたり、旅行に行ったりしているそうだ。上の席に三岩睦会の皆が集まる時には、店を閉めてしまうそうだ。この大らかさも浅草育ちの気風(きっぷ)の良さを感じるのだナ。

ゴボウと刻みネギがたっぷりと入ったどじょうは、山椒が合うネ。ウーロン酎ハイがススむススむ。

こちらは、三岩名物の「鮪フライ」でアル。
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あぁ、旨い!コレ、衣が軽くて口当たりも良く、マグロの旨味も閉じ込められている。これはソースじゃなくて醤油で食べた方が良いのだナ。

大将、女将さん、ご馳走様でした。

『相模屋本店』で一杯やろうと思いきや、満杯でダメだった。では、のんびり散歩しながら夜の酒宴の場所まで歩こうということになった。

浅草ロック座の前を抜けて浅草寺の裏手へと進む。「正直ビヤホール」の在る交差点から「ソンポーン」の方へと歩く。夕暮れになり少しだけ風が吹いてきた。
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浅草四丁目の通りでは植木市が開催されていたナ。
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移転前のソンポーンの前を抜けて、角町通りへ。

この界隈は言わずと知れた吉原ソープ街だ。昔は送迎用のリムジーンが主流だったが、今は殆どがグランビアクラスの高級ワンボックスカーなのだネ。

吉原大門に到着だ。この日の酒宴は、吉原『金すし』さんだ。
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早いもので、酒朋ミヤッチの七回忌でアル。妹のカズちゃんから連絡が有り、ミヤッチの呑み仲間が集って楽しく呑んで語ろうということになった。

ミヤッチこと宮本征一は浅草の祭りをこよなく愛していた。
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お母さんに見せていただいた写真だが、子供の頃から祭り好きだったんだネ。
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三社祭の終わった後は、いつも蝉の抜け殻のようになっていたっけ。
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寿一丁目の祭袢纏がよく似合っていたヨ。ダンディさんやビリーたちともよく上野あたりで呑んだナァ。
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ミヤッチは、いつも自転車でやって来ていたっけ。
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北海道産の毛ガニも味噌がたっぷりと詰まっていて美味かった。
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此処は、いつも美味しい魚介を出してくれる。冬場の鍋などは、食べきれないほどのボリュームだしネ。
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この日も、腹一杯になり過ぎて最後の握り寿司がキツかった。

大いに呑み、食べて笑って、ミヤッチの笑顔を思い出すことも出来た。
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ミヤッチのお母さんももう80歳を過ぎたと云うが、アメリカに旅行に行ったりと元気にアクティブな生活を送っていると伺った。妹さんも元気そうで何よりだった。
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2012年の七月に亡くなったミヤッチ。僕の幼馴染みで酒朋だったひとみ姐さんも七月にこの世を去った。毎年七夕の月は、二人の酒朋を偲んで酒を酌んでいる。笑って過ごしたいから献杯はしないんだ。
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いつものようにいつもの呑み仲間と集って酒を酌み交わすのだ。これが一番の供養だろう。

来週は、ひとみ姐さんを偲ぶ酒宴だ。これも毎年恒例の行事となったが、この日のように楽しく笑ってひとみさんを思い出すとしようか。
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# by cafegent | 2018-07-02 15:07 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
東京も梅雨入りし、台風も重なって雨が降り続いてたが今日は青空になったネ。雨で湿った土や草花ももう夏の匂いがする。雨に濡れた紫陽花は、なんとも言えず美しい色となり街に映える。
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葉に溜まる雨露を求めて蝶々もやってくる。この季節は、鳥たちも一斉にヒナが孵り、親鳥にくっついて飛び回っている。
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親にエサを貰う仕草は、とても愛らしい光景だ。
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季節を72に分けて表す七十二候では「腐草為螢(くされたるくさ、ほたるとなる)」の季節となった。蒸し暑さが草を腐らせ、蛍が飛び交う時季が来たという訳だ。その昔は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそうだ。それもなんだか夢があって好いネ。

紫陽花の咲く今の季節は、源氏ボタルが舞い出し、6月の後半あたりからは平家ボタルが飛び回る頃だろうか。

我が家の近くでは、ホタルブクロの花が開いていた。
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江戸の頃は、この花の中に蛍を入れてその明かりを灯篭に見立てて楽しんでいた。なんとも粋な遊びだよナ。

ここ数年、都内でも蛍を鑑賞することが出来る場所が増えている。渋谷駅から程近い渋谷ふれあい植物センターでも清らかなせせらぎが流れる温室の「グリーンガーデン」に於いて、源氏ボタルと平家ボタルを見ることが出来る。確か今月の20日から24日までの五日間がホタル観賞会だった。無料なので時間のある方は是非!

僕は毎年、目白に在るホテル椿山荘の庭園に蛍を観に行くことにしている。日が暮れ出す19時ぐらいから光る蛍の姿を見つけることが出来る。そして、あたりがすっかり暗くなるといろんな所で揺蕩(たゆた)うように浮遊する蛍の姿を見られるのだ。都会の中でも、心安らぐひと時を味わえるのだから素敵だヨ。こちらも、無償で自由に入れるので皆さん是非!
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さて、最近ちょくちょく足を運んでいるタイ料理屋さんが浅草にある。以前は、カウンタ-5席のみの小さなお店だったので、予約が困難だったのだが、今度の拡張移転により席数がグンと増えて座敷も入れると40人以上入るとのことだった。

フードライターとしても活躍している文筆家の森一起さんがいつも予約を取ってくれるので、僕は便乗組でいつもお目こぼしに預かっている次第だ。

浅草で軽くハイボールを引っ掛けて、夜の浅草寺を抜けて吉原の方へと歩く。
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もう夜風が心地良い季節だし、15分ぐらいの散歩が程よく腹を減らせてくれるのだナ。小さな手作り餃子で有名な『末ッ子』が見えたらもうスグそこだ。青地に白ヌキの『ソンポーン』の文字が目立っている。
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ドアを開けると、明るい声で「サワディーカーッ」と挨拶をかけてくれる。タイの人たちは仏教国だからだろうか、とても僕らに優しい。若いコたちに混じって、元気に動いているのが、この店の女主人ユキ・ソンポーンさんだ。

此処で味わえるタイ料理は、バンコクの市内で食べるような料理とは少し違う。ユキさんの出身であるタイの東北部イサーン地方はラオスやベトナムにも近いから、普段目にしない郷土料理を知ることが出来る。
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先ずは冷えた生ビールで喉の渇きを潤そう。
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この日は渋谷「のんべい横丁」の酒仲間たちが集い、そこにイラストレーターのソリマチアキラご夫妻も加わり、楽しい酒宴となった。

毎回、必ず頼む青パパイヤのサラダ「ソムタム」の登場だ。
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これは、本当に美味しい!続いて「ヤムタカイ」がやって来た。
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こちらは、レモングラスのサラダだネ。これも病みつく美味さだナ。

生ビールから金宮焼酎のボトルを入れて、緑茶割りに切り替えた。ソンポーンの料理はどれもがとっても辛い!辛いのだが、暫くするとスーッと辛さが口の中から消えているのだナ。

お次は、「カオクラパカオカイユーマ」という料理。
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一度じゃ覚えられない名前だが、ピー
タンとバジルの炒め物と覚えておけば大丈夫。まぁ、メニューを手にして指で示せば判る筈だ。

こちらは「ヤムサイタン」という料理。
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コブクロのサラダだね。

どの料理もパクチーがたっぷりと乗っていて、これらをレタスで巻いて口に入れるのだ。此処に来ると野菜をたっぷりと食べることが出来るので翌日もすこぶる体調が良いのでアル。

そして、料理は「ネームクルック」だ。
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酸味の効いたタイの豚肉ソーセージ「ネーム」に焼き飯の様な米料理とピーナッツ、ネギなどを和えた風変わりなサラダだネ。もちろん、唐辛子も効いているが、これもレタスで巻いて食べると幾らでも食べられるのだナ。
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焼いたソーセージ「サイウア」が来た。以前、タイで食べたチェンマイソーセージのサイウアは豚肉だったが、こちらでは牛肉とのことだった。ちょっと酸味があり、独特の発酵調味料を使っているのだネ、きっと。

で、お次はタイ風茶碗蒸し!「カイトゥン・ソンクアン」と言うらしいが、呪文のようで全く覚えられない。
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この日は、タイ料理の料理人である伊藤達哉クンが一緒だったので、流暢なタイ語でメニューを伝えてくれたので、助かった。

我々、のんべいたちは一体何本のキンミヤボトルが空くのだろうか。前回は、店の在庫を全て飲み切ってしまい眞露か何かに変わったんだっけ。それにしてもキンミヤはスィスィと喉を流れていくナァ。唐辛子の辛さと発酵調味料の酸味で、口の中は常に刺激的でアル。それをスッキリとした口当たりの焼酎が、拭いさってくれるのだネ。

こちらは「グラドゥームーヤーン」、豚スペアリブの炙り焼きだ。
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添えられた辛いソースをかけて戴くのだが、これまた病みつく美味さなのだナ。

そろそろ、腹具合も良くなってきたので、〆に「カオソーイ」をお願いした。
都内のタイ料理店でも良く見かけるチェンマイ風カレーラーメンなのだが、ソンポーンのカオソーイは絶品だった。
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ココナッツミルクベースのカレースープにパリパリに揚がったかた焼きそば風の麺が載っている。コレ、下から混ぜると柔らかい麺が現れるのだヨ。二つの食感の麺も実に楽しい。ギュッとレモンを搾ってカレースープと麺とパクチーを口に放り込む。深みのある辛いスープが麺の味と渾然一体になって、僕らを遠いタイの東北部へと誘(いざな)ってくれた。あぁ、むふふ、な幸せだ。

この日もタイの家庭料理を堪能し、大いに呑んだネ。だが、野菜を多く取っているから、不思議とお腹も苦しくないのだヨ。此処に来ると本当にいつもながら、大満足な酒宴となるのだ。次はいつこの至福のタイ料理を味わえるのだろうか?なんてことは無用ノ介、実は来週末もまたお邪魔するのでアール。

最後は、ユキ・ソンポーンさんを囲んで記念写真をパチリ!
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気心知れた酒朋たちと囲む食卓は本当に愉しい時間だネ。うん、幸せな初夏の浅草の夜であった。
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# by cafegent | 2018-06-13 21:57 | 食べる | Trackback | Comments(0)
東京のソメイヨシノはすっかり葉桜になったネ。八重桜はまだ少し花を残しているだろうか。

我が家の近所では、もう藤の花が咲いていた。
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春は急速にやって来る。
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路傍の花々も色とりどりに咲き始め、その花蜜を求めて蝶やハナアブたちが集まってくる。

足腰のリハビリを兼ねて、今朝もゆっくりと公園を歩いた。
恋の季節を迎えた小鳥たちも木々の彼方此方で囀(さえず)っている。
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四十雀(しじゅうから)は、懸命に子育て用の巣材を集めていた。
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卵を産んでもヘビやカラスに襲われてしまうことも多い。来月あたり、可愛いヒナが孵ることを願うばかりでアル。

今朝は久しぶりにセンダイムシクイの鳴く声も聴くことが出来た。
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そろそろ、オルルリもやって来る頃だろうか。自由に空を飛び回る小鳥たちが羨ましい。

1年前に発症した座骨神経痛が再び再発し、右足に電気が走るような痛みが続いている。日々、食生活には気を使っていた筈だが、医者曰く「もうそういう歳なんだってことを自分で理解しなくちゃ」だとサ。まったく、トホホだね。

特に何かが原因と云う訳でもなく「加齢」が原因なのだとか。最近は仕事でもハズキルーペの世話になっているし、日々老ぼれて行くのかと思うと寂しい思いもする。だが、それじゃイカンのだナ。

朝のテレビ小説『半分、青い。』のヒロイン楡野鈴愛(すずめ)は左耳が聞こえないコだが、いつも元気いっぱいに前に向かって進んでいる。
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ボクも腰と右足は痛いがこうして文章だって書ける訳だし、杖をつけばゆっくりでも街を歩くことだって出来るのだ。よし、頑張らなくちゃ!
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先日、湯治を兼ねて伊東の温泉へと出かけた。我が酒朋・キクさんと品川駅で合流し、快速アクティのグリーン車に乗って一路熱海へ。
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熱海からJRで伊東へと移動し、『東海館』へと向かう。
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此処は伊東が誇る名温泉旅館だったが、平成9年に廃館となり、伊東市へと寄贈され5年前から館内見学と温泉の利用が可能となった施設に生まれ変わった。
昭和初期の建築様式がそのまま保存されており、衣装を凝らした飾り窓など見る価値も十分に有る。
また、総タイル貼りの浴場は、道後温泉を彷彿させる風情豊かな温泉だ。
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じっくりと5分湯船に浸かること三回、右足のシビレがスーッと皮膚から抜けていくようだ。あぁ、伊東まで来た甲斐があったナ。

昔、伊東の老人ケアハウスのプロデュースをしたことがあった。この辺りは「猪戸温泉郷」と呼ばれており、その昔は怪我をしたイノシシが此処の湯に浸かり傷を癒したことから、その名が付いた。

温泉を出て、館内を見学した。
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その昔、この周辺は「猪戸新地」と呼ばれた、いわゆる赤線地帯だった。此処には赤線、青線合わせて50軒近くの店があったそうだ。伊東には、「猪戸新地」の他に「新天地」と云う娼街もあった。
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散歩をすれば、遊郭の入り口を飾るアーチの跡が残っていたり、モダンなタイル貼りの柱など、当時の面影を残す建物も見つけることが出来る。
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だが、さすがに「東海館」の資料室には、そこのところは触れていなかったナァ。

足と腰を湯でほぐし、僕らはラーメン屋『福みつ屋』へと向かった。

伊東に来る目当ては、この店だ。
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キクさんに教わってから、毎年足を運んでいる。ほぼ、年中無休で早朝から深夜まで営業しており、早朝は伊東漁港での仕事を終えた方々が一杯引っ掛けに来ている。

昼過ぎにお邪魔したが、タイミングよく入ることが出来た。
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そして、キクさんキープの宝焼酎のピュアパックを抹茶割りで戴いた。
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この日は、カツオのタタキを出してくれた。
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抹茶割りが美味しいのだナ。

働き者のクーちゃんが、美味しい料理を作ってくれる。
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何も言わなくても、酒に合う品を次々に出してくれるのだから嬉しい限り。こちらは、地元で採れたと云うノビルだ。
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味噌で戴く山菜は、良い酒の肴になったナァ。お客さんのお裾分けのフキも美味しかった。
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高崎の酒朋、後閑さんが置いていってくれたレモンをカットして酎ハイにシフト。
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程良く飲んで午後の風呂まで再び小休止。
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この日は気候も穏やかだったので海岸の防波堤で1時間ほど昼寝をした。
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すっかり酒が抜けたところで、湯川の海岸沿いに在る源泉掛け流しの湯『汐留の湯』にやって来た。
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此処は本来区民専用の湯なのだが、区民以外でも250円で利用することが出来るのだから、嬉しい限りでアル。また、タオルも貸してくれるから、突然風呂に入りたくなっても大丈夫なのだ。

タイル貼りの大きな湯船が中央にあり、その意匠も見る価値大有りだナ。

二つの温泉で足腰を養生し、伊東を後にした。そして、僕らが向かったのは小田原だ。
この日は小田原城址公園二の丸広場に於いて『小田原おでん祭り』が開催されていたので、かなりの人が観光で訪れていたらしい。
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目当ての『大学酒蔵』に到着すると、口開けしたばかりだと云うのにコの字のカウンターは満席に近かった。だが、ご常連さんたちが席をずれて詰めてくれたお陰で、なんとか座ることが出来た。
そして、酒朋キクさんは座った途端に、ご常連さんから「さっき、おでん祭りに出ていた方ですよね」と芸人と勘違いされていた(笑)

そう言えば、以前『小田原おでん祭り』でライブを行ったブラックベルベッツの面々とこの店でお会いしたことがあったが、今年も演奏したのかなぁ?
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さて、燗酒でカンパイだ。
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地物のほうぼうの刺身も歯ごたえがあって美味い。
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こちの天ぷらも酒に合うナァ。200円の厚焼き玉子は、良い箸休めだネ。

テレビから流れている「釣りバカ日誌」を観ながら、酒をシソ割りに切り替えた。
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シソ割りとは、「バイス」だね。
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アジフライも良い酒の肴だった。
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ゆっくりと湯治も出来たし、美味い小田原の魚も味わうことが出来た。
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足は痛いが、少し元気を貰えた気がしたかな。こんな老いぼれダメ親爺に付き合ってくれた酒朋キクさんに感謝!
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こうして、僕らは「青春18きっぷ」で東京まで戻ったのでアール。
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# by cafegent | 2018-04-18 00:55 | 飲み歩き | Trackback | Comments(0)
今日の東京は春の嵐が吹いた。街行く人達の傘がみんなラッパのようになって役に立たなくなっていたナ。暦では、「啓蟄」を迎えたネ。桃の節句が終わり、冬ごもりしていた虫や生き物たちが土の中から顔を出す季節になった。それでも、せっかく這い出した途端にカラスや猛禽類の餌食にされてしまうこともあるから、いやはや堪ったもんじゃないネ。

昨日の公園散歩でも大きなカエルがカラスに食べられていた。
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ミミズもムクドリなどの格好の餌食にされてしまうものナァ。自然の法則には逆らえないけれど、ちょっと切ないかもしれない。
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我が家の近くの都立林試の森公園では河津桜が満開になった。
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桜の花蜜を求めてメジロたちが群れでやって来ていた。
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昨日は気温が20度を超えて初夏のような陽気だったネ。
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カミさんの実家の岡山から日生(ひなせ)の牡蠣が届いたので、酒仲間を招いて牡蠣パーティを催した。
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各自酒と肴を持ち寄っての酒宴なのだが、さすが呑んべい達だけあって、酒に合うものばかりが揃ったのだナ。

我が家では牡蠣は「蒸し牡蠣」にして出す。
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昨年末の牡蠣パーティは酒朋キクさん邸の庭で催したので炭火で「焼き牡蠣」を堪能したが、今回は屋内なのでいつもの様に蒸して出した。
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プリップリの身は冷えたシャブリがよくマッチしたナ。
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今回は武蔵小山の名酒場『長平』(ちょうべい)の店主ミツル君と浜松町『秋田屋』のヤマちゃんも参加してくれたので、長平に集う仲間たちでの酒宴となった。

こちらはネパール料理のアチャールだ。
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最近、カミさんがネパール料理にすっかりハマっているので、今回もジャガイモとパクチーのアチャールを作ってくれた。これも酒がススむつまみだったナ。

大量の牡蠣もあっという間に食べ切った。午後4時無事にお開きとなって『長平』へと場所を移したのでアール。
       ◇           ◇           ◇
さて、ワタクシごとで恐縮だけれど、先日毎日新聞の夕刊で不肖小西康隆を取り上げて戴いた。
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毎日新聞の名物記者、鈴木琢磨さんが毎週金曜日の夕刊で連載をしている「人生は夕方から楽しくなる」のシリーズで、先日惜しくも他界した俳優の大杉漣さんや漫画家の白土三平さん、歌手の小林幸子さんなど錚々たる面々と同等に取り上げて貰い、とても嬉しい限り。

文章の練習になるかナ?と始めたブログ「東京自由人日記」も14年が経ったのだナ。随分と前に都立家政の酒場『竹よし』で毎日新聞の鈴木琢磨さんと出会った。開口一番に「次長課長の河本に似ているやっちゃナァ」と言われ、それ以来神保町酒場の『兵六』などでも顔を合わせるようになったのだが、ここ数年はご無沙汰していたのだネ。そして、鈴木さんが名刺を整理していた時に、僕のブログ名刺に目が止まり、連絡をくれたのが今回の新聞掲載となったワケだ。

酒が取り持つ縁「酒縁」はスバラシいネ。この取材の日も神保町の『兵六』に始まり、新宿の『三日月』へ。
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そしてゴールデン街の『ル・マタン』とハシゴ酒となった。
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途中、朝日新聞の名物男・小梶さんを無理矢理「三日月」に呼び出して、この夜も楽しい怪しい酒宴となった。

鈴木琢磨さん、素晴らしい文章を有難うございました!感謝多謝!

「毎日新聞/人生は夕方から楽しくなる」のサイト
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# by cafegent | 2018-03-05 16:03 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
一月ももう終わりが近づいてきた。昨日も粉雪が一瞬舞い、改めて「大寒」なのだナと感じたっけ。
我が家の近くの高校では、朝から寒稽古に勤しんでいた。冬の厳しい寒さに耐えられるほどの体力を遠目から羨ましく眺めていた自分ちょっと恥ずかしく思えた朝だった。

一年の季節を72の候に分けて表す「七十二候」も残すところあと2つとなった。その七十一候目は「水沢腹堅」(さわみず、こおりつめる)、小川の水が厚く凍る時季となったのだネ。「腹」とは包むの意味を持つ。春の兆しを受けて、「堅い」大地に凍っていた沢の水が少しづつ溶け出して大地を包み込む、といったところだろうか。厳しい冬の寒さは辛いが、近くまで来ている春の気配を感じながら、もうちょっとだけ頑張ろうかナァ。

朝の散歩の途中、民家の生垣の上やアンテナの上から「ヒッヒッヒッ、カッカッ」と鳴き声が聞こえてくるとジョウビタキが居るのだネ。11月頃から渡ってきて、一冬をこの辺りで過ごすのだ。
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毎日、顔をあわせるようになると、慣れてきて向こうから近づいて来てくれる。なんとも愛らしくて、冬の愉しみのひとつになっているのだナ。

週末の新聞に岡山発信のビオワインの記事が出ていた。ちょうど昨年末に酒朋から岡山に美味しいヴァン・ナチュールが有るよと教えて貰い、早々に「LE CANON」を戴いたばかりだったので、ことさら全国の人たちに岡山で醸造された「自然派ワイン」の記事に嬉しくなった。
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フランスで自然派ワイン造りに取り組んでいた醸造家・大岡弘武さんが帰国してワイン造りを始めたのが岡山だった。岡山の船穂町の葡萄農家が手掛けたマスカット・オブ・アレキサンドリアを用いた無添加ワインは、薄濁りの微発泡白ワインだ。へぇ、こんな白ワインもあるのか、と最初は興味本位だけで口にしたのだが、果実のフルーティな香りがパッと広がり、適度な辛口が後を引く不思議な味わいだった。

カミさんの実家が岡山なので、何かと岡山発信のモノが気になっている。
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倉敷帆布を用いた「ALAPAAP」(アラパープ)のトートバッグは、丈夫だし僕が出かける時にはいつも一緒だ。
ジーンズだって、もう10年以上「桃太郎ジーンズ」を愛用しているしネ。

そして最近は、赤磐市の農業生産者たちが手掛ける『AKAiiWA』プロジェクトが気になっている。まだ、自分の目で見ていないので、どんなことをしているのか、何を仕掛けようとしているのか未知の世界なのだけれど、とても興味が湧いているのだ。

よし、今年は赤磐まで足を伸ばしてみようかナ。

「AKAiiWA」のサイト

「ALAPAAP」のサイト
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# by cafegent | 2018-01-29 12:02 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
年の瀬を迎えると、毎年目黒のはずれの住宅街にひっそりと佇む寿司屋の戸を潜る。『寿司いずみ』は都立林試の森公園の裏手辺りなので、初めて訪れる方は本当にこんなところにお寿司屋さんが在るのかと不安になりそうな場所でアル。

それでも一度此処を訪れた方は、必ずこの店の虜になってしまうのだナ。
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僕らが訪れたのは日曜だったので、自宅からのんびりと歩き公園内を抜けて午後6時半の開店時にお邪魔した。この日は、僕ら夫婦の他に二組のご夫婦と一人客の7人だ。一人客以外はみんな馴染み客だったので、大将は初めての方にじっくりと料理の説明をしながら「いずみ劇場」の幕が開いた。

先ずはサッポロ赤星で乾いた喉を潤した。
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僕ら夫婦が呑んべいなのは大将もご存知なので、ビールは最初のゴクリで呑みモードを作るのだ。そして残ったビールをチェイサー代わりにして日本酒に移る。日本酒を待つ間に最初の一品が登場した。
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いずみ名物と過言ではない「茶ぶり海鼠(なまこ)のヅケ」でアル。
米酢を火にかけて飲めるぐらいにしたものに、番茶に3週間以上浸して柔らくした能登産のなまこをヅケにする。このガラスの器の中にはたっぷりの海鼠とこのわたが入っている。そして上には自然薯のトロロとオクラが載っており、すべてを合わせながら口へと運ぶのだ。風味豊かで柔らかいなまこは、酒との相性も抜群だ。今回、大将が最初に選んでくれたのは「御苑(みその)」の大吟醸冷やおろしだ。この酒は一般流通はせず、宮内庁の中でしか手に入らないもので、大将独自のルートで分けて戴いているらしい。以前呑んだ「御苑」の純米よりもスッキリしていて、茶ぶりなまこの仄かな酸味がスムーズに溶け合うのだナ。

続いては「変わり出し巻き卵焼き」だ。
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芝海老のすり身を合わせた卵を焼き上げてあり、好みで赤山椒を振って戴く。これもいずみの定番だナ。あぁ、美味い。ちなみにいずみで供される赤山椒は、実が真っ赤になるまで樹の上で完熟させた山椒の実なのだ。コレを丁寧に種を取り出して、果皮だけを石臼で挽いたものなのだネ。以前、余りにも風味豊かで美味しので、大将に教えて戴いたのだが、京都下鴨にある『フレンドフーズ』が作る「完熟赤山椒」でアル。

お次は、島根県浜田産の鮟鱇の肝だ。
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最近は築地でも外国産が多く出回り、国内産のあん肝はキロ当たり2万円近くもしてなかなか手が出せないそうだ。大将は現地から直接分けて貰っているのでこんなにも贅沢に出して戴けるってワケだ。

おぉ、これには山形米沢の地酒「三十六人衆」が合うネ。ねっとりと甘いあん肝に辛口の酒がイイ。

あん肝は一切れ残しておいて、次に登場するヒラスズキの刺身を肝ポン酢で食すのだ。
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磯場に居てアワビやサザエを食べて育ったスズキの身は、クセが無くて旨味だけが口の中に残るのだナ。

そして、寒メジマグロと寒ブリの刺身と続く。
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これは、いずみ名物の和芥子(がらし)醤油で。北海道の野生アイヌネギを溶いた醤油に淡路産の新玉ねぎのすりおろしを合わせ、京都宇治で生産される和辛子を乗せた刺身を浸して戴く。アイヌネギの香りと新玉ねぎの甘み、和芥子の辛味が三位一体となって魚の味をグンと引き立ててくれるのだナ。

大将、この刺身には茨城県日立市、森島酒造の「大観 雄町純米吟醸」を選んでくれた。岡山県の雄町(米)を用いたこの酒は淡麗でとってもフルーティな味わいで、脂の乗った寒ブリによく合った。

ここで「真牡蠣の茶碗蒸し」の登場だ。
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今回は外海の牡鹿半島で採れた天然の真牡蠣だ。小ぶりなので、一椀に11粒もの牡蠣をすり鉢ですり潰して蒸したとのこと。上には焼き牡蠣が乗っている。
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椀の蓋を開けた途端、濃厚な牡蠣の風味が広がり、僕の嗅覚を刺激した。宮古島の赤味噌を使った餡がかかっており、牡蠣のみの蒸し物を際立たせていたネ。

酒は千葉は酒々井の飯沼本家が造る「甲子正宗」、甘口でちょっと微発泡な感じな酒だナ。

続いては、天然車海老とイカのしんじょうの揚げ出しだ。
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コンテチーズとキノコの出汁が効いて最高に美味い。昆布が効いているのかな。こちらは、雪の中で2年寝かせた長芋だ。
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温度が4度になると芽が出てしまうので、雪の下で2度に保つそうだ。これもイイ酒の肴だナ。

さぁ、いずみ劇場の前半が終了だ。幕間は、痛風まっしぐらの酒盗三昧でアル。
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緑の器は雲丹の塩辛を干したもの。そしてお馴染みの2年寝かせたマグロの酒盗と3年物のカツオの酒盗だ。鮪と鰹の胃と腸で作った塩辛は、実に濃厚で深い。
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こちらは、アワビの肝の酒粕漬けでアル。
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濃厚な旨味に酒がススむススむ。むふふ。いずみでは、鮭の肝臓をお茶で炊いた珍味など、その時々で仕込んだ酒肴が楽しめるのだヨ。漁場の方々が釣り上げた魚を余すところなく、手をかけて最高の料理にしてしまうのが此の店の素晴らしいところだネ。

酒は北海道倶知安にある二世古酒造が作る「今金」の純米吟醸を選んで戴いた。この酒蔵は、ニセコワイス山系の雪清水と、羊蹄山からの噴出し湧水を使用しているそうで、今金町で生産された酒造好適米「彗星」を精米しているのだとか。知らない酒が多いナァ。珍味三昧で酒もクィクィとススんでしまう。

こちらの皿では珍味三役揃い踏みだ。
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手前の白いのが鱧(ハモ)の塩辛、上がボラ子の塩辛、そして左手が鯛子の塩辛だヨ。あぁ、総てが最高に素晴らしい酒肴だネ。大将が勧めてくれたのは、越後村上市の地酒「越乃松露」だ。淡麗辛口で、幕間の酒にピッタリだ。

香ばしい香りが漂ってきた。
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おぉ、炙った石垣貝も酒に合うナァ。

珍味の最後を飾るのは、大将が「プリン体ア・ラ・モード」と命名したこちらの一皿だ。
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真ん中は鶏卵味噌漬け、その周りを取り巻くのはボラの味噌漬け、筋子、自家製カラスミ、カラスミ味噌漬けだ。自家製カラスミは、8週間も風干しして丁寧に仕込んでいるのだヨ。コレで酒がススまぬワケがない。

カラスミに合わせたのは、山形・新藤酒造店が造る「裏・雅山流」の純米吟醸だ。こちらも淡麗辛口で、口に含むと爽やかな香りと清らかな香味がパッと広がった。それにしても、珍味がどれも濃厚過ぎて鼻血が出そうになったナァ。

よし!幕間が終わり、いよいよいずみ劇場の第二幕「握り」が開いた。

最初は先ほどあん肝ポン酢で戴いたヒラスズキだ。
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スズキは夏場が旬だが、こちらは今の寒い時期が旬なのだネ。ギュッとした歯ごたえが堪らんナ。

此処『寿司いずみ』には握りを置く寿司ゲタが無い。握ったらスグに口に入れて欲しいとの先代からの伝統で、直に手のひらの上に置いてくれるのだ。握りが置かれたら、そのまま口の中に放り込めばイイって寸法だ。

お次は、いずみ名物小鰭(コハダ)四連発でアル。
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先ずは赤酢で〆た握りから。続いて、酒のジンを用いたジン酢握り。
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そして、お馴染みキビ酢と手の上に置かれていった。あぁ、幸せなひと時だ。
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最後には、白板昆布で〆た小鰭なんてのが登場したのだヨ。

酒は秋田・高橋酒造の「奥清水」吟醸を戴いた。名水百選に選ば れた六郷の軟水を使った酒は、酒こまちの香りが豊かで、スーッと喉を流れ行くのだナ。

続いて、こちらもいずみ定番の車海老のおぼろの登場だ。
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こちらは江戸の頃の保存方法を再現しており、車海老を漬け込んだおぼろを酢飯の代わりにして握るのだヨ。僕は、此処に来たら必ずお願いするほど好きなのだ。

ブリのヅケも美味かったナ。そしてこちらは、天然うなぎの握りだ。
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脂の乗りも良く美味い。続いて、天然の真牡蠣の軍艦だ。
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こちらは濃厚な味わいだったナ。
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穴子の白蒸しは塩を振って蒸していると伺った。

どうですか、このマグロの握り。
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本マグロの赤身と中トロを合わせているのだネ。

こちらは、白子だ。
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旬の味は最高だナ。
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そろそろ腹がいっぱいになってきた。
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海苔のお吸い物を戴いて、最後に煮ダコと煮蛤をお願いして〆た。
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この夜も素晴らしい味のオン・パレードだった。正月のお節料理もお願いしたし、最高の年の瀬を迎えることが出来た。
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大将、ご馳走様でした。

そして、皆さん、来年も良い一年をお過ごし下さいませ!
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# by cafegent | 2017-12-30 10:45 | 食べる | Trackback | Comments(0)
二十四節気では「大雪」が訪れた。季節を72に分けて表す七十二候では「閉塞成冬」(そらさむく、ふゆとなる)の季節到来となった。重く垂れ込めた鼠色の雲が空を覆い隠し、天地の気が塞がれ、生き物の動きを止める。そんな深閑とした真冬が訪れる時季を表している言葉だ。

東京はまだ雪こそ降らないが、朝の野鳥探索では凍てついた空気が僕の顔を叩くように通り抜けていく。

鳥たちも寒さに耐え忍びながら餌を求めて飛んで来る。
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モチノキの赤い実を求めて、冬を告げるツグミもようやく数羽見かけるようになった。

今朝は、若いノスリが飛ぶ姿を見ることが出来た。
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餌となるモグラでも探しに来たのだろう。
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公園の小さな池にはルリビタキが水を飲みにやって来た。
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シロハラは、この倒木の辺りを自分の陣地にした様子だ。
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小さなエナガはすっかり此処が気に入ったのか居着いてくれている。
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野鳥探しを終えて家に戻ろうとしたら、空の上をコサギが大きな羽を広げて飛ぶ姿を目にした。日増しに寒さが厳しくなっているが、冬鳥たちが次々と来てくれるようになったので、僕は嬉しい限りなのだナ。
          ◇           ◇           ◇
さて、ワタクシゴトで恐縮だが、先週僕が手がけた季刊誌『音楽スタア』が創刊した。1970年代、’80年代に一世を風靡し、今もなお現役で大活躍しているレジェンドスタアたちにスポットを当てた音楽誌だ。

ジュリーは来年、古希を迎えるというのに、1年間「芸能生活50周年記念ライブ」のツアーで全国を回っている。今年52歳となった中森明菜も、この冬ディナーショーで素晴らしい歌声を披露している。

この夏、何気なくテレビを観ていたら「有吉反省会」に児島美ゆきさんが凄いボンテージ衣装を纏って登場したのだ。僕の1970年のアイドルだった彼女が、当時さながらのボインを武器に再ブレイクしていたのを目にして、とにかく元気を貰ったのだ。そんな彼女への応援メッセージとして巻頭ページの筆をとった。

僕ももう58歳。50代から60代、いや70代だって、まだまだ現役で活動する時代となった。そんな僕らの世代の方々にエールを送りたい、レジェンドスタアたちから何かを受け取り、自分も頑張れたらいいナァ、との思いからこの本が生まれた訳でアル。

是非ともこの年末年始にじっくりとご一読頂けたら嬉しい限り
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      音楽スタア´70-´80
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# by cafegent | 2017-12-10 16:05 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)
九月に入り、東京も少し秋の気配を感じるようになったかナ。日中は相変わらず暑いが、夜になれば開け放たれた窓から涼し風が虫の音色を運んでくれる。

七十二候では、「草露白」(くさのつゆ、しろし)の季節。草に降りた露が白く光って見える時季となった訳だ。朝早く公園を歩いていると木々の葉や草花に露が降りているのを目にするようになった。朝晩の気温がグッと下がる時に見られ、あぁ、いつの間にやら夏から秋へと季節が変わったのだナァ、と感じるのだ。散歩で出くわす御仁に「朝露が降りているから、今日は晴れるネ」なんて声をかけられると、その日一日中清々しい気持ちで過ごせる気になるから不思議だネ。

さて、そんな秋晴れの土日を利用して仙台まで青春18きっぷの旅に出た。朝7時に家を出て、品川駅でグリーン券情報をSuicaに入れる。これで、快適な居酒屋グリーンを堪能できるってワケだ。
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学生たちが夏休みの真っ最中だったら、上野まで行って上野始発の列車に乗るのが賢明だ。だが、九月に入ってからの土曜日なので品川から乗っても座れるだろうと読んでみた。少し早めにホームのグリーン車の場所に行ってみると案の定、大正解だった。数人しかグリーン車前に居らず、入ってきた列車もグリーン車だけはガラガラだったのだナ。

旅は家を出た瞬間から心が躍りだすのだネ。最寄り駅までの足取りも何故か早足になっており、そんな自分に思わずテレてしまうのだ。

8時12分、定刻通りにJR東海道本線の宇都宮行きの列車が品川駅を出た。車窓からの景色が品川駅から変わったことを確認すると、缶ビールのプルを引っ張るのだ。
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おぉ、キリンの秋味が新しい季節を歓迎してくれているかのようだ。今回の朝飯は駅弁「深川めし」だ。駅で売っている深川めし、実は二種類あるのだネ。
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本当はハゼの甘露煮が入っている方の弁当が好きなのだが、残念ながら品川駅では売っていないのだヨ。でも、あさりとごぼうの生姜煮をツマミながら飲むビールも最高だ。

浦和を過ぎ、ビールを飲み干したので、お次は白ワイン!
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南アフリカのワイン、Okhaのシャルドネーは安くて美味しいのだナ。
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カミさんがツマミにと買ってきてくれた神戸コロッケがワインによく合うナァ。

旅に出るときに紙コップじゃなく、ちゃんとしたグラスを持参するだけで、極上の旅気分を味わえるよネ。白ワインを楽しんでいるうちに列車は宇都宮駅に到着だ。そして、そのまま黒磯行きの列車に乗り換えた。この路線はボックスシートじゃないので、酒はお預けだ。読みかけのペーパーバックを取り出して、しばしの読書タイムとなった。そして約50分、ガタゴトと揺られながら黒磯駅に着いた。

午前11時過ぎ、黒磯で昼酒を楽しもうと『みよし』に向かったら臨時休業だった。では仕方ないと『中央食堂』まで足を伸ばすと、またもや人の気配がない。
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いつもなら朝10時から開いている筈なのだが、あいにくのお休みだった。

気を取り直して、駅近くまで戻り蕎麦の『冨陽』の暖簾を潜った。
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ふぅ、歩き回ったからすっかり汗ダクになってしまったナ。よし、キリリと冷えた地酒といこう!

栃木の地酒「大那」の夏の酒ほたる 特別純米生詰を一合戴いた。
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呑みやすくてクィクィとススんでしまうネ。

「七水」の純米吟醸も昼酒に良いナ。
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枝豆をツマミながら酒を嗜んでいたら、お待ちかねの蕎麦がやって来た。

僕が頼んだのは「湯の花そば」だ。那須や草津の板室の温泉をイメージした蕎麦は、冷たいぶっかけと暖かいあんかけから選べるのだヨ。で、僕は冷たいぶっかけにしてみたのだナ。
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腰のある蕎麦に山菜や豆腐などたくさんの具が絡み合い実に美味い。

カミさんが頼んだのは、「焼きトマトと豆腐のぶっかけそば」だ。
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地物のトマトをじっくりと焼いて甘みを際立たせていたネ。またフライドオニオンの香ばしさが、この蕎麦をモダンな洋風テイストに仕立てていたヨ。どちらも美味しい蕎麦だったナァ。

後から続々とお客さんが入って来たので、僕らは席を譲ろう。
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そしてお隣の酒屋さんへGO!『政喜屋酒店』では、有料試飲が出来るので、「七水」の純米吟醸『55雄町100%』と「菊」の純米大吟醸『栃木の紅菊』を飲み比べてみた。
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どちらも大変旨い酒だったが、仄かな果実の香りとキリッとした後味が僕を釘付けにしたので、「菊」の方を買うことにした。
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あぁ、両方買っても良かったかナ!
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さぁ、郡山行きの列車の時刻が近づいた。黒磯駅の一番奥のホームへと渡り、東北本線の郡山行きの列車に乗り込んだ。
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こちらもまた横長のベンチシートなので、再び読書タイムで1時間を過ごしたのだヨ。
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そして、郡山から福島まではボックスシートだったので、居酒屋ローカル線の旅の復活となった。

福島で15分程の待ち時間を過ごし、今回の旅の目的地仙台へと向かったのだ。
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車窓の向こうでは、ススキが揺れていたナ。

青春18きっぷの旅は、目的地よりもローカル線を乗り継ぐ「移動」を楽しむ方が醍醐味かもしれないナ。

そんな訳で、朝7時に家を出た旅は午後4時ちょうどに仙台駅に到着したのでアール。
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# by cafegent | 2017-09-11 15:49 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)